死神の精度 伊坂 幸太郎 (著)

| コメント(0)

飯野さんのブログ紹介されていたので、なんとなく気になっていた本。 ふと立ち寄った本屋で買って読んでみたけど、気持ち良い読了感だったのです。

死神の精度

出てくる主人公は「死神」で、死の一週間前に対象となる人の前に現れ「可(=死)」「見送り(=生)」の最終判断し上へ伝えるのが仕事。 人間の姿となった死神は何人もの人間が死ぬ様を見ているので常に冷静なんだけど、「言い回し」とか「比喩」に弱い少しとぼけたキャラクター。人間とコミュニケーションで天然ボケを連発し「ミュージック!」と音楽に興奮する姿は愛らしい。そう、死神なのに愛らしいと感じてしまう。

死神は基本的に不慮の事故の直前に現れる。その対象となる人間は(だれかれ一つは持っている)なんらかの問題を抱えて生きている。 死神との会話を通じて「その問題は、本当に問題か?」と自分に問い、生きていく人間の姿が人情味たっぷりに描かれている。 そして、6つの章が微妙に絡み合う構成、ちょっとしたミステリー的な展開はエンターテイメント性がとっても高いのてテンポよく読める。

本当に気持ちよく読み終えました。早く次の話が読みたいです。

Comments

コメントする