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ミュージカルをコミカルに観れる映画です。
素晴らしい!!
観る人を選んではいけない。
こういったお話の原典?
カビカビカビカビ日本では、2008年に スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 という題名で公開。
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演という「シザーハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」でおなじみの組み合わせ。ずいぶん前に図書館で借りて、Handbreak しておいたのを復活した外部ディスクにあるのをたまたま発見。忘れてた忘れてた、と軽い気持ちで見始めるとその内容に驚いた。
ネタバレ注意(あらすじに触れているので、実際に観て驚きたい人は以下は読まない方がいいでしょう)
そもそも、これはミュージカル。なんと登場人物が片っ端から歌う。一番苦手なエンターテイメントは何ですかときかれたら、ミュージカルと即答する私にとっては正直これはつらい。まぁ、チャーリーとチョコレート工場でもそんな感じだったか、と肩の力を抜きある程度あきらめつつ観ていると。最初のパイ屋のシーンとかゴキブリ満載で非常に気持ち悪い。しかも、登場人物は歌い続ける。やや困惑する私。
それでも、コミカルなイタリア人、煙突からの煙、俯瞰した無機質な街のシーンなどは「ティム・バートンの映画を観ている」という満足感を与えてくれる。いいねいいね。
しかし、そんな安心を見透かすように残虐なシーンが登場する。イタリアの理髪師ピレリが殺された後からスクリーンが血まみれになるのだ。まるで、封筒の封を切るのかように簡単にバッサバッサと歌いながら喉元を切っていく Mr. T。水芸のように血が噴き出しております。
あまりの展開に困惑しつつも見続けると最後にサプライズが。あの変な婆さんが実は彼の奥さんだったなんて!死んだって言ってなかったっけ?(どうも毒を盛られたとしか言ってなかったみたい。ずるい。)いやー、吃驚仰天。なんで気づかなかったんだ、と悔しい思いをしているとエンディングへ。
見終わってみると、登場人物が歌っていないとただのホラー映画になってたなと納得。CGもあれ以上リアルに描写すると気持ち悪くなったかもしれない。ほんとに本人が歌っているのかよくわからないけど、ジョニー・デップの歌声はすばらしかった。作品全体としてはドライブ感があって、最後に行くに従って映画との距離が縮まっていくような感じです。最近はこういう全体を通したテンポが変わっていって引き込まれていくような映画が好きですね。そもそもの前提が変な話だけど、観ているうちに引き込まれているという感覚は「ベンジャミン・バトンの数奇な人生」を観たときに近かった。
いやぁ、映画ってほんとうにいいもんですねぇ。(copyright 水野晴郎)

