2005年3月アーカイブ

3月26日のOSC2005に行ってきて、Ruby on Rails(以下 RoR) な話をチラリと聞いてきました。実際にその場でアプリケーションを作るというまな板プレゼンと「高橋メソッド」で RoR が生まれた背景や考え方を紹介という内容。とても面白かったです。

Perl の世界でも Maypole をベースにして開発され最近(多分RoRを意識して) 開発が進められている Catalyst という MVC フレームワークがあります。 helper スクリプト、開発用の小さなhttpd等 RoR そっくりです。

今回は Catalyst がどんなものかと、例の 「TinyURL を実装」という形で基本的な部分をご紹介します。 ちなみに、以下のコードは1時間では作成できず、YAPC::Taipei を眺めながら 3時間くらいかかってしまったです。。 でも、 Catalyst の使い方を覚えるのを含めての時間なので大目に見てくださいね。

追記 2005年4月6日
Bundle::Catalyst::Everything をしないと例にしているスクリプトは動作しないそうです。
(んと、また多分後で追記します。)

rocketboom logo
ROCKETBOOM は月~金の毎朝9時(EST)に公開される3分間のNY発の動画ブログ(vlog)です。 TV番組とはとは違うvlogの道を進んでおります。 Rocketboomは民生品のビデオとノートPCと二つのライトと地図だけで 余計なコストをかけずに作られているそうです。 詳しくは about でご確認を。

そのROCKETBOOMでちょっと前に面白いことがありました。 マイクロソフト社員のBlogとして有名(?)な Robert Scoble氏が 書いた3月21日のエントリー I've been Rocketboomed. Have you? で 「Rocketboom してから毎日が始まる」とかそんなことを書いたのですが、 次の日のRocketboomで「Robert Scoble も Rocketboom のファン」というのがRocketbloomされたのです。 しかもそのエントリーに Robert Scoble氏がコメントをつけるって感じで。

ちなみに、私が最初にこのサイトの存在を知ったのはFlickr のビデオクリップ版こと vimeo をローンチした Jakob Lodwick氏の インタビューhttp://del.icio.us/jakobで見つけた時でした。

Sony Drive の更新情報がRSS配信されるようになったそうです。

ソニードライブでは、XMLを利用したコンテンツ配信フォーマット(RSS)をベースにした更新情報の配信を試験的に行っています。
Sony Driveより)

http://www.sony.jp/xml/index.xml にそのXMLファイルが置いてあるわけですが、RDFベースのRSS1.0となっています。 ちょっと他と違うなぁと思うのは、foaf と ical と 独自の名前空間mssを定義しているところ。

  xmlns:foaf="http://xmlns.com/foaf/0.1/" 
  xmlns:i="http://www.w3.org/2002/12/cal/ical#"
  xmlns:mss="http://www.sony.co.jp/mss/elements/1.1"

特に mss の部分が興味深いですね。 mms:category でリリース内容のカテゴリを定義? mms:primaryfilter と mms:secondaryfilter でフィルタ用キーワードを定義? mss:releasedate で情報開示開始時刻を定義? mss:qrcodevalue で QRコード に収める文字データを定義? かなーと。 ちょっとわからないのが 常にfalseの mss:present と 具体的なデータのない foaf:topic ですね。 foaf:topic はプレスリリースの写真とかも配信できるように用意してあるのかなぁ? で画像メタデータを付加する予定なんでしょうか? あと ical の定義もあるので「携帯電話アプリでXMLを読んで発売日をスケジュールに登録」とか も考えているのかもしれません。

以下のように情報を提供するだけじゃなくて、使い方まで考えているような雰囲気が興味深いです。

  • 裏側のコンテンツ管理や検索を行えるようなシステムとの連携
  • 具体的に製品に乗せるアプリケーションとの連携

米Yahoo!Flickrを買収と 正式にアナウンスがあったようです。

今後の展開については miyagawaさんのエントリーnaoyaさんのエントリーに あるように、「Yahoo が Flickr の良いところをどんどん取り入れていく。」という ことのようです。 2005年は Yahoo が提供してくれる「いじりたくなるもの」に目が離せないですね。

で、ちょっとだけ俯瞰して眺めると Yahoo エバンジェリスト Jeremy Zawodny 氏 がやっていることの影響、効果がとても大きくなっているように見えます。 この件についての、Jeremy氏のブログに対する コメントには 「This is a smart acquisition. Congratulations to both parties!」 なんて書いている人までいる。 「Bloglines と Ask Jeeves」の時とは明らかに違う。 個人的にはエバンジェリスト Jeremy 氏の存在とそのメッセージが大きな違いだと思う。

Jeremy 氏はBlogによる情報発信のみならず、 Yahoo! Web Services APIの公開Developer Network Blogでも積極的に「ネタ」を提供し続けることで geekからの信頼度を確実なものにしていっている。 geekは信頼をもってBlogに書き、情報は口コミネットワークを伝播する。 geekはhackしてAPIを使った新しいアプリケーションを作りながら Yahooに対して親近感を抱くでしょう。 そんなgeekがYahooで働くようになったとしたら、 こんな効率のいいエンジニア獲得方法は無いんじゃない? しかも、APIを使った新しいアプリケーションが geek以外のユーザにも広まるとしたら、 こんな効率のいい広報の仕方は無いんじゃない?

もし、会社に社外からも注目されるエンジニアがいるのであれば 業界誌に記事を書いてもらったり、セミナー等で話をしてもらうのもいいけど、 Jeremy 氏のような役割を担ってもらうことを考えてみてもいいかも。 キーワードは「いかにして外からの信頼度を確保するか」です。 信頼度が高ければ、メッセージ伝播のコストが減るはずですよね。

UEFAチャンピオンズリーグ ベスト8の組み合わせ決定! とのことです。

準決勝はチェルシーvsユーべ、ミランvsリヨン。 決勝はチェルシーvsミラン。 怪我から復帰したシェフチェンコ大活躍で ミランが優勝と予想。

2005年3月18日のWBSでDDIポケットから変貌を遂げたWILLCOMの特集があったので 元H”(エッジ)ユーザの相方と興味深く番組を見た。 「法人向けの戦略」「中国における小霊通」「ITX利用による端末間通話時のNTT接続料回避」 「ナノセル、わずか数万円の基地局」「ジャケットフォン」 といった内容や、設立当時の話題から3/15に発表された音声定額サービスまで 非常にわかりやすいVTRで 「もしかしてPHS復活?」と思わせるとても面白い内容でした。

VTR後にもAUのCメール家族間無料を利用している二人で話が盛り上がりました。 「WILLCOMに変えるか」「会社携帯はPHSにすればいいじゃないの」等など。

そして今日ふらりと書店に立ち寄るとこの本があったので購入。勢いにまかせて一気に読んでみた。

逆転戦略 ウィルコム-「弱み」を「強み」に変える意志の経営
鈴木 貴博
ダイヤモンド社 (2005/01/28)
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良書。この興奮はカルロス・ゴーン氏の「ルネッサンス」を読んだときの興奮に近い。 「このやり方に何か自分は学ぶことはできないか」と必死になる興奮。

本の構成の良さも一気に読み進めた理由だと思う。 前半部分では、カーライルグループの説明、携帯電話業界の20年、いわゆる0円で売っても儲かるインセンティブによるビジネスモデル、「おサイフケータイ」「ダブル定額」などの次の一手の話。 後半部分ではPHSの繁栄から衰退そしてイメージ逆転の可能性、 中国でのPHSこと「小霊通」の話と続く。

そしてもっともエキサイティングなのは「第7章 明かされた謎」。 「カーライルがWILLCOMに投資する謎」を仮説を用いて予測(出版当時はまだ予測だった)している。

  • ビジネス活動がモバイル化することによって電波利用は増加
    • ⇒周波数を効率よく利用できるWILLCOMは有利
  • ITX(NTT地域網をバイパスする装置)を利用することで端末間での通話時にはNTT接続料を回避
    • ⇒WILLCOM端末間の音声通話を定額にすることが可能

当然、効率のよい周波数の利用やITX利用についてはau等のほかのキャリアも手を打ってくる でしょう。 どこまでWILLCOMの優位性が続くのか考えた上で、 5月1日以降に電話番号変えるか考えてみようかと思いますw。 あと、身の回りの「不愉快な成功」を見逃さないように注意しようかと。

参考リンク

random life
Originally uploaded by sekimura.
この写真は新宿駅地下のiPod shuffle 広告。 Flikcr.comをProにアップグレードしたのでそのテストです。
今日から5泊7日でロンドンへ遊びに行ってきます。 一応、宿泊先にネットワーク環境があるようですので、 http://www.flickr.com/people/sekimura/に写真とか 置いていくつもりです。お楽しみに。

検索会議2005に行ってきました。 どうしてもはずせない予定が後ろに入っていたので18:45で 途中退場しましたが、最後までいたかったなぁ。

無敵会議にも参加したことが無く、アカデメディアも今回が始めての参加。 「参加型会議」はエキサイティングな体験。 自分のアイディアを思いつくところからグループ会議、そして会議全体まで 自分のアイディアが採用されるかもという「淡い期待」がモチベーションに なって時間がたつにつれて「会議に参加している感」が強いものになりますね。 とっても面白かったです。

グループ会議で初めての方々と話させていただきましたが、 みなさん感じのいい人でした。感謝。

会議全体の流れ。

  1. 事前投稿の発表
  2. 米Yahoo!本社のエンジニアによるプレゼン
  3. 検索技術の未来を考える会議

Jeremy Zawodny氏のプレゼンや Yongdong Wangさんのプレゼンは 「Yahooの技術ってのはこんな感じ。Coolでしょ。Joinしない?」 という雰囲気。こんなエンジニアの人材発掘の仕方が流行る?

その他で気になったこと。

  • 橋本さんは、モノを無くした場所をメモしてあって、次に何かなくしたときはメモしておいた場所から探す
  • 主催の田口さんがポロっと言った「これからはブログが履歴書になる」

FirefoxのuserContent.css を使っていろいろなサイトを 自分好みのデザインに変えて遊んでいましたが、 GeaseMonkey を使うとその遊びをさらに発展できます。

GeaseMonkey は Firefox の拡張機能で、これを使うことによって どんなサイトのページであっても DHTMLによる表示の変更ができるようになります。

Greasemonkey is a Firefox extension which lets you to add bits of DHTML ("user scripts") to any webpage to change it's behavior. In much the same way that user CSS lets you take control of a webpage's style, user scripts let you easily control any aspect of a webpage's design or interaction.

この拡張機能だけだとあまりピンとこないかもしれませんが、 Integrating Bloglines and del.icio.us にある bloglines.user.js を インストールすると Bloglinesで各エントリーの下に表示される "Clip/Blog this" を "post to del.icio.us" に変更できてとっても便利。 ちなみにこのスクリプトを書いた方は gmail 用の user.js も書いていますので 興味のある方はそちらも参考してみてください。 「今日のメール」、「今週のメール」とかのフィルタ機能が追加されるものです。

このように、GeaseMonkey によって手に入れた自由は 送信されたデータから 何を表示するか選択する自由と、 そのデータ使って何か他のアクションを追加する自由です。 結構「何でもあり」の世界になっていて、 GreaseMonkeyUserScripts というWikiには CNN のナビゲーションを消しちゃうものや、 広告表示の iframe をごっそり削るもの、Google Mapに機能追加しちゃうもの 等などさまざまな User Script が登録されています。

Writing User Scripts には User Script の書き方が載っていますので UIが気に入らないサイトがあるなら User Script を作って自分で表示を書き換えたり、 いつも使うWebアプリケーションサービスに自分専用の独自機能を 追加するするような User Script を作ることができますね。