2005年2月アーカイブ

私の相方はハードカバーの本は持って歩くには重いなぁとか思っていたときに LIBRIe リブリエというのを知ったらしく、どうも頭の片隅に残っていたらしい。

12時間のフライト&一週間ほど期間の旅行をすることになって 電子ブック欲求が再来したご様子。 有楽町のビックカメラで実物を見ると隣に展示されていたので触ってみる。 横にあった Toshiba製品、Panasonic製品にくらべ LIBRIeは格段に文字が綺麗で軽く 読みやい。しかし、本体が高い。41,700円。

それだけの出費をする価値があるのか、実際に買ってみた人の声を知りたいということなので、携帯電話W21Sから bulkfeeds で LIBRIeを検索をしてみたところこんな情報が。

八重洲ブックセンター本店(東京)の1Fレファレンスコーナーで申し込むと、一週間、リブリエを貸してくれるらしい。ご丁寧に、Timebook Town 監修の『リブリエ日本文学全集100』付き。キャンペーンは3月末まで。

有楽町にいたんで、八重洲ブックセンターは近い。 てくてくと歩いて借りてきました。

家についてからいろいろと調べる。 Timebook という貸本スタイルに金銭的なもの、サービスの持続性、コンテンツの少なさに とっても不安を感じる。 それでも、4万出して買う自分を想像できないわけでもないのは やっぱり、軽くてE INTが綺麗というハードウェアの魅力。 あとはソフトの問題だからがんばればどうにかなるだろうとか思って さらに調べると。 LIBRIE TEMPLATES を発見。素敵。RSSを読み取って電子書籍形式(BBeBというソニーの規格)に してくれるツール NewsPaper for LIBRIe を含む 体験版ダウンロードも提供されている! さっそく、CNETを取り込んで、PCビューワで確認したところHTMLがシンプルなニューズ記事は結構読める。これがPCの画面じゃなくてLIBRIeだったらもっと読みやすいだろうなぁとも思える。

最近、del.icio.us にブックマークするときに 「後で読む」ものには toread っていうタグをつけておいて、 電車に乗る前にプリントアウトとかしていたんだけど、 「電車に乗る前に LIBRIe 用のファイルに変換」っていう自分も想像できるかも。 ひとまず一週間、使ってみます。

Academed!A | 検索会議お申し込み開始! ということなので申し込んでみました。 当日は18:30から新宿で飲み会なので、もしかして行けないかもしれない (行けたとしても途中退場の可能性大なんですが)。

技術動向編に参加するための事前課題は以下

【事前課題】 「今から5年後の2010年。究極の検索!と呼ばれるサービスがリリースされました。さて、その検索サービスのどういったところが究極だったでしょうか。その検索サービスの名称とそれが究極である理由を教えてください。」

サービス名称はデスクトップエピソード検索

コンピュータを使っているときのすべてエピソードを検索対象とする。 例えば見たWebサイトや読んだメールの内容。聞いたメロディ、動画。 何時どこで見たり聞いたりしたのかを検索できる。 どこかで見たことのある画像がどこで見た画像かもわかるし 「あれ、この文章どっかで読んだ気がする」とかいう感覚が 本当にデジャブなのか検索できる。 コンピュータを使っているときの経験だけという範囲の限定はあるものの 自分の脳味噌の中身を検索できるところが究極。

アホ回答ですけど、これくらい跳んでるほうがいいのかなぁと思って。

ここ最近なんだか急に trackback spam が多くなってません? 反面、comment spam が減っているような気もしますが。 いままでspam対策はとくにやっていなくて、 気づいたときに「しょうがないな。ったく。」とか削除してたんですけど、 mt-tbping-dsbl.pl を試したこともあって、もうちょっとまじめに対策しようと思い立ちました。

第一歩として、ちょっとスパマーの側に立って trackback spam の目的から その目的のためにどうして trackback spam なのか考えてみた。

  1. のっぴきならない理由であるサイトに訪れる人を増やしたい。
  2. そのためにはGoogleのPageRankをあげて検索結果の上位に 表示させたい。
  3. じゃ、被リンク数を増やそう。単純にリンクたどる人も増やせるし。
  4. trackback は簡単に勝手に人のサイトにリンクを貼れるらしい
  5. trackback 先サイトは weblogUpdate ping をチェックしたり tecnorati や bloglines といったところの toplink で 効率よく、しかも悪びれることなく取得できるじゃん
  6. まあ当然自分のISPからtrackback ping したんじゃアカウント停止に なるだろうから Zombie Cluster つかってバンバン打ちまくるか

短絡的に考えるとこんな感じか。スパマーにとっては便利過ぎな状況。

trackback 送信元のIPアドレスを変えるのは Zombie Cluster が 砂漠のように乾いてしまわない限り苦になる作業じゃなさそう。 weblogUpdate ping もいわば合法的にとってこれるし。 で、結局のところ誘導先を変更するのが相手にとって一番コストが かかる。 つまり、誘導先サイトのURLのシグネチャをとっておいて comment とか trackback とかでスパム判定すればOKじゃない?

とかって思っていたら MT-Blacklistてんこ盛り に同じ様なことが含まれているっぽいですね。 次回は MT-Blacklist について調べつつ、導入するかどうか考えてます。 っとか言ってる間に trackback spam が!削除!ビシッ!

私がいま遭遇している現象の話。

  1. BloglinesでBlogとか ザックザックと読んで
  2. 面白そうなページを発見したら
  3. del.icio.usというソーシャルブックマークにtagして小さなコメントつけたりして
  4. http://www.bloglines.com/citationsで そのエントリーにリンクしてる他の人のエントリー読んで
  5. そこでまた面白そうなページを発見したら(★に戻る) 

この3~5の無限ループからなかなか抜けられない。

ブックマークして満足しちゃうんで、Blog書くときには ブックマークしたとき以上のモチベーションが必要になっちゃって 自分でその敷居を越えられない。

で、こんなネタはブックマークできないのでBloggingしてみました、という話

miyagawa さんのエントリーとは ほぼ同意見です。 もうすこし del.icio.us Flickr の何が面白いのか、なぜ面白いのかを 「はてなブックマーク」をきっかけに もう少し考えてみました。

ユーザがデータにTagを付けるときには以下のような順序になるはずです。

  1. ユーザがデータの内容を見る、読む
  2. ユーザがデータの内容を評価する
  3. 評価結果をTagとして登録

評価というと堅い印象ですが、まあ見てすぐTagを付けるんじゃなくて なにかを考えてからTagを付けるという意味です。 そんな感じでTagの裏に人間が存在することを意識できるところが 面白さの根源かなと。

例えば同じTagを共有することは評価という 行為の一部を共有することになります。 この行為の一部を共有する感覚が面白いでしょうし、 逆にデータに対して違うTagが存在することは、 違う評価を行った人の存在を知ることができるというのが面白いのだと思います。

また、Tag 付けの不完全さ、曖昧さによる影響によって データに対して勘違いしている人は勘違いした結果のTagをつけるだろうし、 逆に同じTagでまったく違うデータを指し示しちゃうこともあるかもしれない。 けれども、そんなことも含めた人間臭さが魅力なのではないのでしょうか。


今回ベータリリースされた「はてなブックマーク」については キーワードを機械によって自動抽出してしまうので ブックマークする人の行為が反映されません。 これだと、人間臭さは感じることができないわけです。

しかし、「はてな」らしさというのは 1. ベータリリース発表(週末前) 2. ユーザ使った感想を書く(週末) 3. 感想を元に改善(翌週) というプロセスにあると思うので、今後の動きに注目します。

そうそう、 「はてなブックマーク」ベータリリース最大の功績は C|Netでのブログとは違ってURLメモ化していた梅田望夫さんの「はてなダイアリー」「はてなブックマーク」へ移行させたことじゃないかなぁとひそかに思っている。 観察する人にとっては「はてなブックマーク」のほうがBloglinesで読むときにうれしいわけです。 結果として梅田望夫さんの「はてなダイアリー」が読み物になることを期待します。

はてなブックマーク・フォトライフキーワード

はてなの新しいサービス「はてなブックマーク」のベータ版開始と、フォトライフでもキーワード機能が追加されました。

キーワードを tag と置き換えれば 「はてなブックマーク=del.icio.us」 「フォトライフ=Flikcr」という形が見えますね。 他のBlog系サービスを尻目にこのようなサービスを始められるのは 「はてなキーワード」という大きな資産があるからでしょう。

Wired の記事ネット世界をタグで分類する「フォークソノミー」を読んで tag付けが面倒臭い と言っている人もいますが、 「はてなブックマーク」はブックマークするときにカテゴリとキーワードを自動判定してくれますし、 「はてなフォトライフ」は画像をアップロードした時のタイトルからキーワードを自動判定してくれます。

しかし、「はてなキーワード」を利用することによる制限も存在します。 del.icio.us や Flickr ではユーザが勝手にキーワード(=tag) を選ぶことが出来るので「folksonomy」というような 新しい単語であってもネットワークが自然発生しますが、 はてなの場合はキーワードを作成するという手順を踏まなくてはいけません。

なにはともあれ、注目の集まっている技術を そのまま提供するのではなく、あくまで「はてな」らしくサービスをベータリリースするところが、「はてな」の魅力だなぁと。

自分の便利が、皆の知識に。Folksonomy系ツールのソーシャル効果:Goodpic

個人の情報発信を助ける便利なツールが、将来的にはネットワーク全体の価値を増大させる、ということが明確になってきた

すばらしいエントリーです。folksonomy SNS といったキーワードがひっかかる人にとって必読。

以下は、主に私自身が上記記事を読んで理解するためのメモです。 (毎回他人のふんどしで恥ずかしいと思いつつ。。)

新しい携帯電話を買うのはとてもわくわくするものです。 けど、もしその携帯電話の宣伝されていた機能が使えなかったら、 あなたはどんな行動を取りますか?

2chにスレ立っているはずのスレに書き込みに行くかもしれないし、 何人かのブロガーは「買ったけど、Bluetooth動かないよ。まじ?詐欺?」とか 自分のブログに書くかもしれない。

ブログコミュニティ(blogosphere)に企業は注意する必要がある、という話が Financial Times の記事に載っている。 (via Social Media: Bloggers send warning shot to corporate America )

Financial Timesにある Bloggers send a warning shot to corporate America という記事によれば、全米第2位の携帯キャリア Verizon Wireless が モトローラ製新型携帯電話v710を 宣伝文句と異なりBluetoothを使えない状態で販売し 集団訴訟(class action lawsuit)を起されたそうだ。 (実際は2005年1月くらいに slashdotted されてたもよう。)

この記事の中で TechDirt の Mike 氏の発言が以下のように書かれている。

Mike Masnick, chief executive of Techdirt, one such firm, most companies are oblivious to blogs and those that are aware do not know how to respond. He believes the best strategy is to engage bloggers openly and honestly in their realm. Any whiff of insincerity will be picked up and turned against a company.

企業はブログコミュニティに誠実さをアピールできるでしょうか?

そうそう、 v710 を手にした人がどんな post しているのかを 知るのは簡単ですね。 technorati にあるはずの v710 タグ http://www.technorati.com/tag/v710 を見に行くだけです。:)

Napsterization : Ask Jeeves Buys Bloglines

That's the scoop. Ask Jeeves is integrating Bloglines into their search system

たしかに、2月2日生まれ、できたてほやほやのAsk Jeeves の Blogを見ると、上のSearch Blogsボタンによる入力フォームと サイドバーの Top Blogs Most Popular Blog Links へのリンクは 直接 Bloglines へリンクしていますね。

当事者のMark Fletcher(Bloglines CEO) は何か書いているかなと おもってブログを見に行ったのですが、 のんきに「デジカメ買ったからネコちゃんを撮影しる」 的な Cat Blogging をしていますね。ぉぃ。 「志村、後ろ!後ろ!」。

で、元のNapsterizationの記事を読むと Bloglines の優位性は使うソフトやバージョンによって微妙に 違うFeedを一つのデータベースに格納する技術、 そしてそのデータベースを運用する技術にあると書いています。 たしかに、めったなことでは解析エラーにならないFeedを取得する技術と、 OracleMySQL といったRDBMSではなく Sleepycat Software 社 の Berkeley DB を使っているあたりが 技術的に気になるところです。

とはいっても、この噂を聞いたときに Bloglines ヘビーユーザとしての 第一印象はAsk Jeevesで大丈夫かなぁという漫然とした不安でした。 Jeeves おじさんとは親しくないものですから。

追記 2005年2月8日 17:50 (JST)
Mark Fletcher(Bloglines CEO)のブログ Nobody Expects The Bloglines Askquisition! にて「噂は本当だよ」とあります。 Ask Jeeves は買収を持ちかけた他の会社と違って Bloglines ブランドの継続を支持してくれたので、ともかいてますね。 「実際の話、多くのAskの経営陣だってBloglinesのユーザなんだよ」 とか書いているあたりに、「これからもBloglinesを応援するよ。もう志村とか言わない。」と誓うのでした。

delicious, Flickr そして technorati といった最近のサービスでは URLや画像ファイル、ブログといったコンテンツにユーザがタグをつけることができ つけたタグを経由して他のコンテンツへのリンクをたどることができる仕組みを 提供し注目を集めています。

Gene Smith 氏のエントリ Folksonomy: social classificationに書いてあるのは、 AIfIAのメーリングリストで 「Flickr, Furl, del.icio.us をどう思う?」ときいたときに Thomas Vander Wal氏が返事の中で、このようなボトムアップによる分類を Folks(みんなの) と taxonomy(分類学) という単語を組み合わせて Folksonomy と表現したのが始まりのようです。

Goodpic.com「Folksonomy : del.icio.usとFlickrを支える情報アーキテクチャ」で基本を抑えつつ。

「分類するための単語の定義」に、多大な時間をかけて議論するぐらいなら、多少曖昧でもいいから、実際のモノにタグをどんどんつけていって、そのタグを経由して新しい情報が見つかる方がハッピーじゃない?という割り切りが一つのポイントなのでしょうか。もともと「意味」は主観であって流動的なんだよ世の中は、という開き直り?

ちまたで祭りの「Folksonomy」ってなんだ? :: TextOceanではニヤリと笑い

そもそも「Folksonomy」とはなんぞやという話に当然なる。これは民衆や大衆を表す「folks」と、博物学の主要文科として発達した分類学の「taxonomy」が組み合わさった造語である、はず。つまるところ「みんなでワイワイブックマーク」ということにでもなるだろう。

B3 Annex: Tagがもたらす連鎖で面白さを共感

さまざまな人々がTagをつけるというちょっとした貢献をするだけで、いままで出会うこともなかったサイトに出会えるという驚き。あるいは、あるサイトに付けたTagを通して、向こう側にいる知らない人と、ちょっとだけ繋がっている感じ。

weavin' - Share Your "ToRead", "Wishlist"で、さらに共感。

avtiveなタグのほとんどは共通の興味、ジャンルや形態を表すわけですが、toreadなど面白い例外があるわけです。toreadは「あとで読む」とかそんなので、リソースの管理に使用されています、とりあえずブックマークして「読むべきもの」というタグ付けで個人がリソースの管理に使用しているわけです。似たようなものにwishlistがあり、欲しいものであることを示すわけです。このように個人のリソース管理としてタグ付けされているものが、 folksonomyの必要条件「シェアする」によって広く他人とつながっているのが面白いなぁと感じました。

そしてこの手の話を効率良くあつようと思って folksonomy タグを del.icio.us の inbox に入れたのだけど、読みきれない。 タグによるスパムの可能性を身をもって知ることになったのだろうか?

スパムの問題や表記ゆれの問題、それへの対応といったことや、 Flickr, del.icio.us 以外でのサービス例、 オントロジー(トップダウン)とのサンドイッチの可能性など いろんな角度からもう少し注目していきたいと思っています。